「シネマとお茶」物語を紡ぎ出すのはお茶です

映画には様々なお茶のシーンが登場します。世界各国で独自の進化を遂げたお茶があるように、映画の中にもいろいろなお茶が出てきます。

※2023年1月の情報です。 配信サービス情報は Ⓐ=Amazon Prime、ⓓ=dTV、 Ⓗ=Hulu、ⓘ=iTunes、 Ⓝ=Netflix、 Ⓣ=TELASA、 Ⓤ=U-NEXT、 ㊒=配信にて有料レンタルあり のマークです。 表示価格はすべて税込価格です。

エンドロールのつづき

インド映画『エンドロールのつづき』に登場するのは、紅茶を牛乳で煮出して作るチャイ。父親が営むチャイ店を手伝う少年サマイは、店頭の接客はもちろん、列車の乗客にも売り歩きます。サマイが慣れた手つきでチャイを注ぐと、スクリーンから甘い香りが漂ってきそうです。

貧しいチャイ売りの少年が夢見たのは映画を作ること

9歳のサマイは家族で観た映画に魅了され、「映画を作りたい」と一念発起。しかし厳格な父親は、そんなサマイに厳しく当たります。父が営むチャイスタンドは駅の横にあり、列車が来るたびにポットとグラスを持って乗客に売り歩く姿に、昔の日本の風景のような懐かしさを覚えます。

2023年1月20日公開
配給:松竹
ALL RIGHTS RESERVED ©2022. CHHELLO SHOW LLP

アフター・ヤン

近未来を舞台にした『アフター・ヤン』の主人公は、茶葉販売店主ジェイク。AIロボットのヤンからキャリアを選んだ理由を尋ねられ、茶葉が出来上がるまでの過程に興味があると返答します。茶葉がお湯の中で、ゆっくりと開いていくまでの美しい映像が心に残ります。

心に染み入る喪失と悲しみの物語

茶葉販売店を営むジェイクは、家族同然のAIロボット、ヤンの故障を修理しようと奔走。その過程でヤンに特殊なメモリーが内蔵されていることに気づく。小津安二郎を敬愛する映像作家コゴナダによるSFヒューマンストーリー。美しい映像を坂本龍一×Aska Matsumiyaの音楽が引き立てます。

発売・販売元:キノフィルムズ/木下グループ
配信:ⒶⓘⓊ
© 2021 Future Autumn LLC. All rights reserved.

種まく旅人〜みのりの茶〜

観る人が思わず緑茶が飲みたくなってしまうのが『種まく旅人〜みのりの茶〜』です。有機栽培の茶葉作りに励む人々の物語で、究極のお茶を完成させます。おいしいお茶が味わえるのも、お茶農家の努力や細やかな焙煎をする技術があってこそ。当事者の見えない苦労に頭が下がる思いです。

緑茶と生産者への敬意が生まれます

倒れた祖父に代わって有機茶畑の手入れを始めたみのり。東京生まれで農業経験ゼロの女性が周囲の助けを借りながら成長する姿を描く。摘んだ茶葉がお茶になるまでも描かれ、緑茶への理解が深まります。大分県臼杵市の美しい自然に癒やされると同時に農業の現状もわかる構成です。

種まく旅人〜みのりの茶〜


配信:ⒶⓊ㊒
DVD:¥4,180
発売・販売元:TCエンタテインメント
© 2012 『種まく旅人~みのりの茶~』製作委員会

グリーン・デスティニー

お茶文化発祥の地・中国が舞台の『グリーン・デスティニー』では登場人物たちが優雅に蓋碗でお茶を飲んでいます。戦いで疲れた武人たちに安らぎを与える一杯なのです。

武術の世界で生きる剣士に安らぎを与える一杯の茶

清朝時代の中国を舞台に、伝説の名剣<グリーン・デスティニー>をめぐる男女4人の戦いと愛が描かれます。貴族や商人の邸宅では優雅な陶器の蓋碗入りの茶で客人をもてなします。アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、ワイヤーアクションを世界中に知らしめた傑作。

グリーン・デスティニー


配信:Ⓤ㊒
ブルーレイ ¥2,619
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
© 2000 UNITED CHINA VISION INCORPORATED. ALL RIGHTS RESERVED.

関連記事

「シネマとお茶」お茶を楽しむ名作映画選

映画には様々なお茶のシーンが登場します。ここでは黄金期ハリウッドで製作されたクラシックから名優が引退作に選んだ異色の恋愛ドラマまで、名作映画を選びました。

続きを読む
「シネマとお茶」紅茶が物語を盛り上げます

豪華なアフタヌーンティー、贅沢なお茶会、また日常としての紅茶。紅茶(Black Tea)が物語を盛り上げる、そんな映画をご紹介します。

続きを読む
「シネマとお茶」最新の話題作から

映画には様々なお茶のシーンが登場します。あの最新の話題作にもお茶のエピソードが描かれています。

続きを読む
特集「シネマとお茶」

誰もが日常で飲むお茶は、人々の営みを描く映画の小道具としても使われます。話題の最新作から名作まで、様々なジャンルよりお茶が楽しくなる、お茶が飲みたくなる作品を紹介します。

続きを読む