ティザンヌでととのえる。

ティザンヌをご存じでしょうか?
ティザンヌとは、フランス語でハーブティーのこと。
その日の気分や暮らしのリズムに合わせてティザンヌを選ぶ楽しみは、古くからフランス人の生活に根づいてきました。残暑が厳しいこの時期、心をゆるめたいときやおやすみ前に、ティザンヌを取り入れてみませんか。

フランスに根づくティザンヌの習慣。

食卓や暮らしにハーブが深く根づいているフランスでは、ティザンヌは日々の生活に欠かせない存在です。スーパーマーケットやオーガニック食品店、さらには薬局など、街の様々なところで気軽に手に入れることができます。ちなみに、日本では緑茶も紅茶もハーブティーも「お茶」と総称されますが、フランスでは茶葉から作られたものは「テ(thé)」と呼び、ノンカフェインのティザンヌとははっきりと区別されます。

ティザンヌは食後や就寝前に飲むのが一般的ですが、「ル・グテ(Le Goûter)」と呼ばれる午後のおやつタイムでも欠かせません。夕食の時間が比較的遅いフランスでは、午後4時になると子どもたちはおやつを楽しみ、大人たちは甘いものとともに香り豊かなティザンヌでほっとひと息つくのが、今でも大切にされている食習慣です。

その日の心と体に合わせ選ぶセルフケア。

ティザンヌは気分やシーン、体調に合わせて自由に選べるのが魅力です。たとえば、食べすぎた日にはフェンネルやペパーミントですっきりと。寒い日にはジンジャーやシナモンで体を芯から温める。仕事で気が張っている時には、レモンバームの爽やかな香りで気分転換。夜にはラベンダーやカモミールでリラックスする。そんな風に自分の心と体にそっと耳を傾けながら選ぶ一杯が、フランス流のセルフケアなのです。

マルシェ(市場)に足を運ぶと、ティザンヌが豊富に並んでいる。

パリ1区にある「エルボリストリ デュ パレロワイヤル」は1904年創業のハーブ専門店。店内にはたくさんのハーブティーが並び、丁寧なカウンセリングを受けられる。

ブレンドやアレンジ、多彩な飲み方も楽しい。

飲み方は一種類のハーブをシンプルに楽しむのはもちろん、効用の異なるものを自分でブレンドしたり、目的に合わせ調合された商品を選んだりと様々です。そのほか、はちみつを加えて自然な甘さを楽しんだり、柑橘で香りを引き立てたり、炭酸で割って清涼感をプラスしたり、ホットミルクでやさしい風味に仕上げたりと、自由度が高いアレンジもティザンヌの楽しみ方を広げます。

あらためて注目されるティザンヌの魅力。

近年では健康志向の高まりから「フィトテラピー(植物療法)」の考え方が見直され、ティザンヌは幅広い世代にあらためて注目されています。ココアやナッツ、穀類など、これまで使われてこなかった植物性素材を取り入れた新しいスタイルも登場。カフェインを含まないため、年齢や時間帯を問わず楽しめることも、現代のライフスタイルに合っているのかもしれません。

香りや味わいを楽しみながら、心と体のバランスをととのえてくれるティザンヌ。それは毎日を少しだけ丁寧に過ごすための、やさしい習慣なのです。

一杯のティザンヌで自然とつながる

おいしさと機能性にこだわり、リニューアルしたルピシアのティザンヌ。やさしくて、香り豊かで、気分にぴったり寄り添う――そんな一杯に出会えるよう香りと味わいの相性やバランスを追求しました。

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