ルピシアスタッフに聞く!「新茶の楽しみ方」

ルピシアには、日本全国はもちろんのこと世界各地から、シーズンごとにフレッシュな新茶が届きます。
そこで、最高の新茶との出会いがあり、旬のお茶に詳しいルピシアのスタッフに、新茶の魅力とその楽しみ方について話を聞きました。

ルピシアスタッフに聞いてみました。私はこうして新茶を楽しんでいます。

ルピシア ティースクール講師
古賀裕美さん

春に限らず一年中楽しんで

お茶の旬と聞くと、春をイメージする人が多いと思いますが、ルピシアでは、ほぼ一年中、クオリティーシーズンのお茶がリリースされています。私も一年を通して、さまざまな旬のお茶を楽しんでいます。

また、お茶を楽しむなら茶器の存在は欠かせません。
私は趣味と実益を兼ねて、ティーカップを収集しています。紅茶のイメージに合わせてカップを選ぶことも多いですが、ワイングラスのように、茶器の形で紅茶の味わいは変わります。たとえば、紅茶用のティーカップに多い朝顔形は、口径が広く背が低いため、香り立ちが良く、繊細な香りを味わうことができます。一方で、口径が狭く背が高いカップは、重厚な味わいの紅茶に適しており、形の違うカップで飲み比べるのもおすすめです。

お茶も茶器も、自分が心地よくなるためのものです。
あまり難しく考えず、野菜や果物と同じように、旬のお茶も日常的に楽しむ人が増えてほしいと思っています。

「茶器は旅先で買うことが多く、一つ一つに思い出があります」と古賀さん

個人的には、それぞれのお茶の産地に足を運び、現地で旬の味を堪能することが、〝最高の贅沢!〞だと感じています。

エスパル郡山店 店長
佐久間直美さん

季節のお菓子で季節限定を堪能

私の故郷の秋田県では、「お茶っこ」という茶飲みの習慣があります。私にとってお茶はコミュニケーションツールで、毎食後とおやつ時に「お茶っこ飲もう」と、家族でお茶をいれ、他愛もないおしゃべりをするのが当たり前でした。その当時に飲んでいたのは、お茶好きの母が製茶場から取り寄せていた「深蒸し煎茶」。
私が日本茶を好きになった、原点の味です。

新茶は旬のものなので、お茶の時間には季節を感じられる生菓子などと合わせて堪能しています。スタッフと「今年のこのお茶には、あのお菓子が合いそう!」と最高のペアリングを語らう時間も好きです。私のお気に入りは、地元の会津柳津(やないづ)名物の「あわまんじゅう」。素朴で上品な甘さのこしあんと、もっちりつぶつぶの食感が、爽やかな味わいの新茶ともよく合います。春の雪解けとともに、ドライブがてら、できたてを買いに出かけるのも毎年恒例の楽しみです。

「天気の良い日は水筒を手に、山や公園で新茶をゆったり楽しみます」と佐久間さん

今だけしか味わえないお茶だから、大切な人へプレゼントしたくなります。毎年、感謝の気持ちを込めて、母の日に新茶を贈っています。

ららぽーと船橋店
松山俊介さん

特別な高揚感を人と分かち合う

新茶の時期は、毎週全国の産地から続々と商品が入荷します。店舗業務はいつも以上に忙しくなりますが、シーズンの到来に私たちのテンションも高まります。新茶はすべて試飲して、今年の味わいを確かめた上でお客様におすすめしています。

試飲する際のマイルールは、「一人で飲まず、誰かと一緒に飲む」ことです。スタッフなどとお互いに感想を伝え合い、自分の感じたことをアウトプットすることで、一つ一つの味の印象がより鮮明に記憶に残りやすくなるからです。

数ある新茶の中でも、私が毎年必ず購入しているのは、「知覧新茶 ゆたかみどり」です。父の故郷でもあり、家族で飲んだ思い出のお茶。他の産地にはない、力強い香りと甘みが魅力です。お茶の味をまろやかにする常滑焼の急須を使い、最後の一滴までそのおいしさを楽しみます。

「毎年試飲を重ねることで、お客様にも自信を持っておすすめできます」と松山さん

お茶は、忙しい毎日の中で、時間の流れを緩やかにしてくれる存在です。浸出まで、ただじっと待つ時間も必要な時間だと今は思います。特別なお茶をいれると、特別な時間が流れます。一年の中で、一日を豊かにさせてくれる幸せなひと時です。

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