紅茶占いをやってみましょう!

近代イギリスで最も繁栄し、多くの自治領や植民地を所有していたヴィクトリア朝時代(1837年〜1901年)。
19世紀後半になると、紅茶は国民的飲料として日々の生活に欠かせないものとなりました。そんな時代の流れの象徴として生まれた「紅茶占い」。専用のカップがなくても、内側が無地のティーカップとソーサー、ティーポットさえあれば簡単に占うことができます。茶葉に願いを込め、心静かに自分や誰かを思うティータイムはいかがでしょう。ポイントは、想像力を膨らませて〝鍵〞となるモチーフを見出すことです。手順をご紹介しましょう。

紅茶占いの手順

カップに入る茶殻があまり多く出過ぎないよう注意しながら、茶こしを使わずにカップに紅茶を注ぎます

占いたいことや、占いたい人のことを頭に思い浮かべながら、紅茶を味わいます

茶葉を飲み込まないよう注意しながらひと口分だけカップの底に紅茶液を残し、ティータイムを終えます

飲み終えたカップを反時計回りに3回転させてから、カップをソーサーの上に伏せて置きます

指先でカップの底を軽く2、3回トントンと叩き、残った水分をソーサーに落とします

ティーカップを起こし、カップの内側に残った茶殻の中からモチーフを見つけます

紅茶占いにおすすめの茶葉って?

使用する茶葉は、ブロークンタイプがおすすめです。ポットによっては茶葉が出づらい場合がありますので、ポットの口にあった茶葉を選ぶのがポイントです。数種類の茶葉で試した結果、ルピシアでおすすめの茶葉3種をご紹介します。

ニルギリ・ブロークン

おだやかな口当たりの、南インド・ニルギリ紅茶のブロークンタイプのブレンド。
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正山小種(ラプサンスーチョン)

福建省武夷山のふもと、星村の燻製紅茶。独特の香りが欧州で人気です。
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ブレックファスト・アールグレイ

ブロークンタイプでとても濃く出る、ミルクティー向きアールグレイです。
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カップに残った茶殻のモチーフを、読み解きましょう。

カップに残った茶殻が何の形に見えるか、その形が何を意味しているのかが重要になります。想像力を膨らませて、宝物を探すようにモチーフを見つけてみてください。モチーフのある位置は、時を表しています。カップの持ち手の内側の茶殻は「現在」、カップの縁に近い茶殻は「近い未来」、カップ底に近い茶殻は「最終的な未来」を表します。

ハート

万国共通、愛を表すハート。カップの底に近いところにあったら結婚する、はっきりしていない場合は不安定な愛になる、という意味が。果たしてこちらは……

椅子に腰掛けている男性

近くの人が贈りものをくれるでしょう。モチーフがはっきりしていたら暗い様相の方が、モチーフがぼやけていたら明るい様相の方が贈りものをくれるようです

今回の占いで圧倒的に大きくはっきりとした形が蝶でした。位置も、カップの縁に近いところにあるので、近い将来の成功や幸運、飛躍などを表しています

様々なモチーフを読み解きましょう

参考:1900年発行 Lipton社冊子
1963年発行G. H. Wood & Co. Ltd.冊子より

ルピシア プロモーション部
渡辺さん

紅茶占いを体験してみました。

今回、紅茶占いを紹介するにあたり、どのような茶葉が最適か、紅茶から緑茶、ルイボスまで、様々なお茶で試してみて、やはり紅茶、それもブロークンタイプがベスト、という結論に達しました。その上で紅茶占いを初体験しました。カップに残った茶葉の形から、鳥ではないか、犬ではないかなどと検討する時間は、想像以上に楽しいものでした。ぜひ皆様も紅茶占いを体験してみてください。