ダージリン
ファーストフラッシュとは

そもそも「ダージリン」とは何ですか? そもそも「ダージリン」とは何ですか?

ダージリンは、インド北東部、ヒマラヤ山脈の麓に広がる山岳地帯の地名であり、世界屈指の高級紅茶産地です。世界的に広く知られるダージリンティーですが、ダージリン産を名乗ることができるのは、インド政府紅茶局が認定した87茶園の茶葉のみ。世界最大の紅茶生産国インドの中でも、ダージリン産は1%程度しかない貴重品です。その希少価値と茶葉の品質の高さが、世界中から評価を集めています。

ダージリンの茶園は、標高600~2,500mの山の斜面に点在しています。標高が高いため朝晩の寒暖差が大きく、一日に何度も霧が発生。こうしたダージリン特有の自然環境が、世界最高と称される香りや味わいを生み出しています。

中国の祁門(キームン)、セイロン(スリランカ)のウバと並び、世界三大銘茶に数えられるダージリン。茶園を包む深い霧が、上質な茶葉を育みます。

「ファーストフラッシュ」とは何ですか? 「ファーストフラッシュ」とは何ですか?

ダージリンでは、春、夏、秋と年に3回の旬を迎えます。ファーストフラッシュは春摘みの紅茶を指し、その年の初めに摘まれる、いわば「ダージリンの新茶」です。茶葉が青々としていて、実際にお茶をいれてみると、カップを満たすのは輝くような黄金色。ひとくち飲めば、若葉のようにみずみずしい風味が広がり、初めて召し上がる方は「緑茶に似た爽やかさ」と驚かれることも。一般的にイメージされる、紅茶のオレンジ色やずっしりと重厚感のある味わいとは、ひと味もふた味も違った魅力があります。

ファーストフラッシュの楽しみ方は? ファーストフラッシュの楽しみ方は?

爽やかでみずみずしい風味が魅力のダージリン ファーストフラッシュ。すっきりと香り高いホットティーがおいしいのはもちろんのこと、やさしくまろやかな味わいに仕上がる水出しアイスティーもおすすめ。ホットとアイスで飲み比べてみると、それぞれ違った魅力を楽しむことができます。

また、紅茶のお供=洋菓子を連想する方も多いかもしれませんが、心地よい渋みのあるファーストフラッシュは、実は和菓子との相性が抜群。やさしい甘さの羊羹や、軽いくちどけの干菓子がいち押しの食べ合わせです。

なぜこんなに種類が多いのですか? なぜこんなに種類が多いのですか?

ルピシアでは毎年、オリジナルブレンドのご用意とともに、茶園特定のファーストフラッシュも多数ご紹介しています。お茶の個性は、茶園の地勢や茶樹の品種、作り手の技術力などによって実に様々。さらに、同じ茶園でも、畑や製造日が変われば風味も変わります。ルピシアでは、そうした茶園や生産ロットごとの特徴を楽しんでいただけるよう、上質なファーストフラッシュを幅広いラインアップでお届けしています。

商品名に入っている数字は、どの茶園でいつ摘まれたかを示す、DJナンバー(ロットナンバー)です。ダージリンでは毎年、100kg程度の生産ロットごとに、DJ1、DJ2と通し番号を振って品質を管理。その番号を明記しています。今年のその茶園のそのDJナンバーの商品は、ルピシアでしか手に入りません。

ダージリン ファーストフラッシュのおいしいいれ方