ニセコWorker通信 Vol.5

中下 由香

商品企画部 食品開発室

経歴について

ルピシアには店舗のディスプレイ担当として入社しました。その後営業部に異動、関西地方の店舗のSV職として京都寺町三条店の立ち上げも経験し、その後商品企画部に異動しました。商品企画部では、お茶やお菓子の新商品企画を担当していました。

ニセコへ異動してからはどのような仕事を担当していますか?

2020年9月にニセコ本社に異動しました。東京にいた頃は、主にお茶の商品企画を担当していましたが、ニセコに異動してからは食品の開発に集中しています。

仕事をする上で、「ニセコならでは」と思ったことは?

商品を形にするシェフやパティシエが同じ事業所、すぐ近くにいるということはもちろんですが、一番は「素材が近い」ことです。

ニセコでは、スーパーに行くと、今まで見たこともなかった野菜がたくさん並んでいます。それをまず自分で買ってみて、自分で料理して試してみるのですが、うまく作れなかった時に、シェフにすぐ質問することができるという…なんて贅沢な環境なんだ!と思っています。

このような環境が、商品の企画や開発に繋がっていくので、やはり「素材が近い」のはすごく重要なことだと思います。

企画の仕事をする上で、必要な経験やスキルは?

商品企画の仕事をする上で思うのは、「何が役に立つかわからない」ということです。

企画や開発するのは食品であっても、食品や食材のことだけを知っているのではなく、建築・音楽・芸術など、いろいろな分野に興味を持っていることが大事だと思っています。自分が得てきた知識が、思わぬところで繋がって、開発のヒントになったりします。やはり、できることは多いほうが良いし、知っていることも多いほうが良いと感じますね。

ルピシアが掲げている「商人道」の中で、私が一番好きなのが「森羅万象に多情多恨であれ」という言葉です。楽しい・面白いはもちろん、困った・面倒だ、という気持ちも、開発を行う上でのエネルギーになっているので、本当にこの言葉の通りだなと思っています。

ニセコで暮らす上で感じた「気づき」について詳しく教えてください。

例えば、勧められて見に行った赤井川の紅葉が素晴らしく、赤や緑や黄色が360度に広がる光景を見て、きれいだなと思うのと同時に、「おいしそうだな、こんなケーキやマフィンを作ったら面白いんじゃないかな」という発想が浮かびました。それを後日、会社に提案し、それに対して「いいんじゃないか」と賛同をもらったり。

食材だけでなく、東京とは違うニセコの土地の習慣や自然に触れることも、新たな気づきや発想を得るヒントに繋がっていると思います。

ニセコ本社での仕事や暮らしについて、率直にどう感じていますか?

東京の生活をそのまま同じようにニセコでしようとしているわけではないので、特にすごく困っていることはないです。学生時代から旅行好きで、出張もあまり苦にならない性格なので、環境の変化にも強いタイプなのだと思います。

何でもそろっている東京ほど便利な環境ではありませんが、すぐに手に入らない分、じゃあ新しい料理にチャレンジしてみようとか、何か面白いことを探してみようと考えながら暮らすほうが楽しいんじゃないかな、と思っています。そうやって興味を持って色々調べていくと、「これは商品にも使えるのではないかな?」と繋がっていくこともあるので、面白いです。

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